歯周病とは、その名の通り、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。炎症性の疾患で、細菌の感染によって引き起こされます。
歯と歯ぐきの間の歯周ポケットから侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こした状態の「歯肉炎」と、それに加え、歯を支える骨を溶かしてグラグラにさせている状態である「歯周炎」を合わせて歯周病と呼びます。
歯周病の一番の原因は歯に付着するプラーク(歯垢)です。歯磨きが不十分だったり、糖分の高い食べ物ばかり食べていたりすると、歯にプラークが付きやすくなります。
PERIO
歯周病治療
「朝起きた時の口臭が気になる…」「最近、口の中がネバネバしている気がする」など、以前とは異なるお口の症状にお悩みの方は多いでしょう。
加齢や誤った生活習慣によって、口腔環境が悪化し、歯周病を招いてしまいます。
上記は歯周病のサインであり、気付いたらすぐに対策を取ることがおすすめです。
当院は歯周病治療に力を入れているクリニックです!
お口の健康に不安がある方はぜひお問合せください。
歯周病とは?
歯周病の原因と対策
プラークの中には、1mgあたり1億個以上もの細菌が含まれており、この細菌が産生する毒素によって、歯肉が腫れたり出血しやすくなったりします。
歯周病は日常生活で予防できます。毎日の丁寧な歯磨きや、クリニックでの定期的な歯石の除去などを心がけましょう。歯周病が悪化すると、歯の喪失や、全身の疾患に関わることもあるため、歯周病のサインを見つけたら早めにクリニックで治療することがおすすめです。
歯周病は国民病?
割合となりやすい理由
現在の日本では、30代以上の3人に2人が歯周病に罹患しているといわれています。年代が上がるにつれて、症状が進行した方の割合は増加し、70代頃になると対象の歯を喪失していく傾向が見られます。
歯周病は初期の段階では自覚症状がないため、自分が歯周病であると気付かない方が多いです。そのため、知らず知らずのうちに進行し、気付いた時には手遅れ(重症化)している場合もあります。
日本人が歯を失う二大原因は「歯周病」と「むし歯」です。40代後半からむし歯より歯周病のほうが割合が高くなっていき、全体としては歯周病が最も割合が高く、約4割を占めます。
自覚症状が無くても、定期検診を受けたり丁寧に歯磨きをしたりして、予防と早期治療に努めましょう。
歯周病治療にかかる費用は?流れも解説
歯周病治療の費用は通院期間(回数)と進行度により変動します。基本的には全て保険適用内での治療が可能で、1回あたりの費用は3,000円程度になることが多いです。それぞれの目安を見てみましょう。
(※保険適用の場合)
また、一般的な歯周病治療の流れは以下の通りです。
①検査
歯周病の進行度を調べる検査です。歯周病にかかった場合は、まず精密な検査を行って、現在の歯ぐきや歯槽骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを分析し治療計画をたてます。
②歯周基本治療
進行の程度に関わらず、どの段階でも行う治療法です。歯磨き指導や歯石の除去を行い、歯ぐきの状態を改善します。軽度の歯周病であればこれだけで症状の軽快が期待できます。
③修復物や咬み合わせのチェック
歯周基本治療だけでは再発する危険性があるため、適合の悪い修復物を除去したり、場合によっては抜歯したりして、歯垢がつきにくく、また取りやすい口腔環境を目指します。
④歯周外科処置
重度のひどい歯周病の場合、歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットが残ってしまうことがあります。そのような時は、歯ブラシが届かず再発の危険があるため、歯周外科(歯茎を開いて、歯周病の根本原因になっている歯の根などに付着している歯垢・歯石・毒素を除去するなど)を行うことがあります。
⑤メインテナンス(定期検診)
①~④までの治療を行い、歯周ポケットの深さが2~3mm程度に改善または維持されれば、メインテナンス(定期検診)に移行します。年齢やお口の状態により個人差はありますが、歯周病にかかったことのある方は、最低でも念に3~4回の定期検診を受けることがおすすめです。
当院の歯周病治療/
一人ひとりに合わせた
治療が可能です
当院では、常勤の歯科衛生士が患者様の口腔内を写真に撮らせていただき、患者様一人ひとりに合わせたブラッシングの方法、習慣を指導させていただきます。
歯周病治療また、歯石とりで痛い思いをしたという方も少なからずいらっしゃると思います。適切なブラッシングを行い引き締まった歯茎は出血も少なく歯石とりの痛みもかなり軽減します。
さらに、高性能の器具を使用しており、できるだけ弱い力で歯石が取れるように努力しています。しかし、痛みの感じ方は様々です。必要な場合は麻酔を使って取ることもあります。
重度の歯周病には最新のレーザーを用いた治療も可能です。個人個人に合った方法を提案しますので安心してください。