むしば治療
痛みの感じ方は、人それぞれです。また、その痛みの表現や我慢の仕方も人それぞれです。
私たちは、患者様が治療においての「痛み」を感じないように最大限の努力をします。
まず、表面麻酔をします。そこに、体温と同じくらいに温めた麻酔液を、一番細い注射針で注入します。この時、できるだけゆっくりと注入することでより痛みを感じにくくなります。また、場合によっては電動注射を使用します。
しかし、「歯が痛い、歯医者にいこう」と思わせた、その痛みは、歯が生きている証拠です。
そして、何かトラブルが起きているというサインです。
お仕事や学業で忙しいから痛み止めを飲んで、痛みを抑えることを繰り返していると、いつか痛みが消えることがあります。「治った」のではなく、そのサイン(痛み)を感じとれなくなるほど、トラブルが悪化したという証拠です。
痛みや違和感を感じたら、迷わずお電話ください。
早期発見、早期治療が、「痛くない治療」の一番の近道です!
一度、むし歯で治療した歯は、天然歯よりもむし歯になるリスクが高くなります。白い樹脂や金属の詰め物と歯質の境目が、ミクロの世界では段差になっているからです。
この段差を極限までなくすことが私たちの仕事です。
しかし、それにも限界があります。なぜならば、細菌の大きさはその段差よりもずっとずっと小さいからです。その小さな細菌がその段差から入り込み、詰め物の下でまた歯を溶かし、むし歯にする、これを二次カリエスといいます。これを何度も繰り返すと、どんどんご自身の歯質は減っていきます。
そこで、私たちはこの二次カリエスを防ぐための日々のお手入れをみなさまにお伝えしております。毎日の適切なブラッシングと歯科医院での定期的な検診とで、二次カリエスは防ぐことができます。
むし歯になる前と同じお手入れでは、治療後も同じようにむし歯ができます。治療が終わったところが、予防の始まりです。
「磨いている」から「磨けている」ブラッシングへとステップアップしましょう!
むし歯の治療では、最終的に被せものや詰め物をします
健康保険ではその使用する金属や範囲が決められています。
当院では、患者様のご要望をお聞きした上で、健康保険と保険外の中から選択して頂けるようにいくつかのご提案をしております。
例えば、上の歯より、下の方が、人からはよく見えます。話をするとき、笑った時、意外とよく見えています。その時に、銀色の詰め物や被せものがいくつも見えてしまうのを避けたい、ということありますよね。営業職、就職面接、結婚式、いろいろな場面で、そのように感じる患者様が増えています。
それぞれに、メリット、デメリットがあります。また、保険外では価格も異なりますので、スタッフが分かりやすく説明いたします。安心して、選択することができるようになっております。